失敗事例から学ぶ!新築戸建物件のキッチン作り

キッチンはほとんどの人が毎日使う場所です。料理をしない人でもコーヒーやお茶などを沸かしたり、簡単な軽食を作ったりするはずです。専業主婦で家族の食事を3食作る人なら、断続的にキッチンに立つことになり、下ごしらえや準備なども含めば意外にも一日の大半を過ごす場所になります。

ところが、新築戸建住宅を購入してから後悔するケースもあります。使いやすいスペース作りは家事動線を考えることが大切ですが、他にはどのような点に気を付ければ良いでしょうか。

ダントツの失敗例は収納スペースの狭さと使い勝手の悪さ

新築戸建住宅を購入し、日常生活を始めてから気付くキッチンの使いにくさは、収納スペースの広さと作り方、コンロやシンクなど設備の配置の仕方が原因であることがほとんどです。

収納スペースは食品ストックや食器、調理器具などを収納する場所が主ですが、家族の人数や持っているものなど、自分がどれくらいの物を収納しなければならないのかを把握して収納スペースを作る必要があります。

特に最近は、オープンタイプや生活感をできるだけ取り除いたすっきりした雰囲気を求める人も多くいますが、どうしても物理的に収納スペースが少なくなりがちです。

また引き出し型収納の場合高い位置に作ってしまうと、出すのもしまうのも大変です。季節の物など、普段はあまり使わないものを収納しておくこともできますが、出し入れの度に踏み台を出してこなければならず、使い勝手の悪さからあまり使わなくなったり、結局何をしまったのかも忘れてしまい倉庫のようになったりします。

生活感を出したくない場合には、やはり収納庫としてちょっとしたスペースを設けるのが良いでしょう。食品などをまとめ買いした場合も、少し多めに買っただけで溢れてしまい、結局床に出たままになってしまうこともありますが、収納庫があればこの問題も解決します。

広すぎるキッチンも使いにくさの原因

キッチンは毎日使う場所で、家族の中には一日の多くの時間を過ごす人もいます。しかし家具のレイアウトを変えるのとは違い、水回り部分は簡単に配置を変えたりリフォームしたりしにくい場所です。

だからこそ絶対に失敗したくない部分ですが、家事動線を考えることが使いやすい空間にするコツです。何となくスペースを広めにとって、動きやすく広々と使いたいと考えがちですが、広すぎても物を取るのに移動する距離が出るため不便さを感じる原因になります。

また料理以外にも買ってきた食品をしまったり、料理の下ごしらえをしたりと様々な作業をします。そしてこれらはひとつの作業工程ではなく、例えば料理をする場合冷蔵庫から食材を取り出し、シンクや作業台で洗って皮を剥いたり、切ったりという工程を経て最終的にコンロで火にかけます。

ひとつの料理にもこれだけ様々な工程がありますが、その度に移動をしなければならない動線だと、同じ場所を行ったり来たりすることが多く無駄な動きになります。

体の向きを変えれば届く範囲、また数歩で別の作業に移ることができるようなレイアウトにできれば、必ずしも広々としていなくてもコンパクトな空間で快適に作業ができます。

ダイニングスペースをゆったり取るなら壁付けI型がおすすめ

女性なら広いキッチンで料理を楽しみたいと思うものです。しかし食事をとるダイニングスペースを圧迫してしまうのも困りものです。

ダイニングスペースもゆったりと取りって余裕のある空間を作っておけば、食事中に調味料などを取りに行ったり、後から出来上がった料理を食卓に運んだりするのも楽です。またダイニングスペースにゆとりがあれば、少し多めの人数でのホームパーティーも実現しそうです。

そのためにはスペースの取り方に工夫が必要ですが、使いやすさと実用性を兼ね備えるなら壁付けのI型タイプがおすすめです。壁付けにすることで吊戸棚も自然な印象で配置でき、圧迫感がありません。

背面に作業台を設置すれば、振り返るだけで全てのものに手が届き様々な作業ができます。調理家電を置くスペースも確保できる上、壁付けにすることで窓を近くに設けやすくなるので、明るい空間作りができます。

背面にダイニングスペースを設けるなら、作業スペースをL型に配置するのも良いでしょう。作業スペースから食卓までが近く、家族が配膳などを手伝いやすい雰囲気になります。

L型キッチンのメリットとデメリット

L型キッチンはその名の通り、L字型に設置したキッチンのことで、L型のスペースにコンロやシンク、作業スペースを配置します。

L型にするメリットはたくさんありますが、最大のメリットは作業効率のよいレイアウトにできるという点です。シンクとコンロを近くに配置しやすいので、シンクや作業台で下ごしらえをした食材をコンロのフライパンなどに入れやすい他、水を入れた鍋なども移動しやすくなります。

また使い終わった鍋などを洗ったり、使い終わったボールなどを収納スペースにしまったりと様々な動作を、少ない歩数で行えるのであまり動くことなく料理することができ、作りながら片付けもしやすいレイアウトになります。

さらにL型にすることで、作業スペースを広く取ることができるので、夫婦や親子で料理をすることもできます。そして新築戸建住宅をこれから検討するならL型を完全に2面とも壁付けにするか、1面だけを壁付けにしてもう1面を対面カウンターなどにするかで、雰囲気も大きく変えることができます。

両面を壁付けにすれば、収納量を多く確保でき、1面を壁付け、もう1面を対面にすれば家族との会話やテレビや子供の様子にも気を配りながら作業ができます。

一方でL型にするデメリットもあります。サイズによっては、冷蔵庫を少し離れた位置に置かなければならない点は注意が必要です。冷蔵庫、シンク、コンロの配置全体を意識して、使いやすいレイアウトにすることを考える必要があります。

もうひとつのデメリットとして、L字のコーナー部分がデッドスペースになりやすいという点です。サイズ的に中途半端になりどう活用すべきか悩む人も多くいます。コーナースペースのサイズによって、フルーツや食材置き場にする方法やちょうどいいサイズの調理家電を置くのも良いでしょう。
他にもお気に入りのものをディスプレイしたり、収納スペースにしたりしても有効に活用できます。

コンロやシンクがコーナーに近いと、熱や水滴などがかかることもあるので工夫が必要ですが、それぞれの家庭でのアイディア次第で素敵な空間を演出できそうです。場合によっては、思い切ってコーナー部分をコンロやシンクにしてしまうことも可能です。

両隣に作業スペースやシンクを配置すれば、コンロを中心に左右に移動するだけでスムーズに調理がすすみます。

アイランドキッチンのメリットとデメリット

アイランドキッチンは壁などに接して配置したものとは違い、リビングや部屋に独立して島のように配置します。壁に接していないので視界が広く、解放感があります。

見た目にもとても素敵でドラマなどでもよく目にするため、戸建住宅を検討している女性は憧れるでしょう。おしゃれ度は満点なアイランドタイプですがメリットもデメリットもあるので、両方を踏まえてよく検討しましょう。

まずメリットは、先に挙げたようにおしゃれな空間にできることです。デザイン性も高く高級感があるので、洗練されたタイプのマイホームを作りたい人にはおすすめです。

また独立した形なので、360度好きな場所で作業ができる点もメリットです。家族や友人など複数人での作業にも向く他、視界を遮るものが無いので家族や子供の様子を見ながら、また会話をしながら作業ができます。

一方デメリットとしては、収納スペースを設ける場所が少なくなりがちで、特に壁付けタイプと異なり吊戸棚の設置ができません。収納スペースをどう確保するかという課題をクリアしなければ、物が出たままになり生活感が出てしまいます。

またアイランドタイプという洗練された雰囲気がある反面、視線を遮る壁やパネルが無いので調理中の手元や作業スペースが見えてしまいます。さらに同じ理由でどうしても部屋に油や料理の臭いが回りやすく、シンクの水はねや油ハネが飛びやすいという現実もあります。

まとめ

これから新築戸建住宅を買おうとしている人は、雰囲気も実用面でも満足できるキッチンを作りたいと思っているはずです。特に女性なら憧れや理想を持っているでしょう。

絶対に失敗したくない部分なので、何を優先したいかを考えて作りましょう。料理が大好きで、いろいろな作業をする可能性があるなら、効率の良い動線を優先しても良いでしょう。

使い勝手だけでなく、雰囲気にもこだわりたいならアイランドタイプもおすすめです。それぞれにデメリットとなり得る点もあることを知り、自分の理想に合った空間作りをしましょう。

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