新築戸建を建てるなら動線を意識した間取りで家事をラクにしよう!

新築戸建物件を購入する場合、特に注文住宅を建てる際にはほとんどの人が、間取りにこだわります。現在だけでなく将来の家族構成や趣味の部屋など、マイホームを選ぶ上で最も楽しく力を入れるポイントでもあります。

住みやすい間取りを実現するには、日常生活を送る上で通る生活動線を意識することが必要です。複雑な動きをする必要のある間取りでは、無駄な動きが増え効率よく家事などが行えません。

忙しい生活を送る人こそ、効率よく家事のできる動線を意識したいものですが、具体的にはどんなことを意識すると良いでしょうか。

忙しい朝の時短ワザ!家事を同時進行できる動線

日常生活を送る上では様々な家事をこなす必要があり、シチュエーションごとに見ると、ほぼ毎回同じような経路で動いていることがわかります。特に家族全員が各自の身支度や食事をする朝は、慌ただしい状況になりがちです。

通勤や学校などで家を出る時間が決まっている場合には、より忙しくなるので効率よく動かなければあっという間に時間が過ぎていまいます。また家族のうち何人かが食事や身支度でひとつの場所にいることもあります。

特に子供のいる家庭では、朝は食事の支度やお弁当の準備などをしながら、子供の世話や身支度の手伝いをしなければならないことも多いでしょう。小さな子供の場合は、子供から目の届く範囲で家事をしたいものです。

そんな場合に、朝にいることが多いキッチンを中心に洗面所や浴室などが行き来しやすい配置になっていると、朝食やお弁当を作りながら洗濯機をまわしたり、子供の身支度を手伝ったりできるので、同時に複数の家事をこなすことができ時短になります。

一例としては、キッチンと洗面所、トイレがドア一枚を通って回遊して通ることができる動線があると、いくつかの用事を一連の流れの中で済ませやすくなります。キッチンで食事の用意をしつつ家事を同時進行し、リビングにも目が届く間取りがあると、家族全員がスムーズに動けてストレスなく朝の慌ただしい時間を過ごせます。

洗ってからしまうまでの洗濯プロセスを考えた間取りにしよう

効率的な家事動線を考えた間取りは、生活のしやすさだけでなく家事を一連の流れで全て済ませることができます。家の中を行ったり来たり、また1階と2階を上がったり下りたりする時間も手間も省ければ、同じ量の家事でも時短で行えるはずです。

例えば洗濯なら洗濯機をまわすことを中心に考えがちですが、洗濯全体のプロセスを見てみると洗ってから干し、乾いたら畳んでさらにしまうというところまでを一連と考えられます。この全ての作業を行いやすい動線を作っておくことで、無駄な動きも減りぐんと効率よく家事をこなせます。

洗濯機と干し場、収納スペースを一ヶ所もしくは近い場所に配置すると、作業がしやすいでしょう。洗濯機や洗面所などの水回りは1階に配置することが多いので、洗濯機の場所を中心に作業効率を考えた間取りにしたいものです。

洗い終えた洗濯物を、リビングなどに面した庭や2階のベランダに干すことは多いと思いますが、この場所が洗濯機から離れていることで、洗って重くなった洗濯物を持って家の中を移動する必要が出ます。さらに畳んだものをそれぞれの場所にしまうところまでをスムーズに行いたいと考えた場合、洗濯物を干す場所をどこに設置するかがカギになるでしょう。

可能であれば洗濯機の近くに土間を作ることで、洗ってから干すまでをスムーズにできます。太陽の下に干したい場合は、洗濯機のそばに中庭を作ることで、外部からは見えにくく洗濯物を外に干すこともできます。

乾いた洗濯物全てを一ヶ所に収納することはできませんが、洗面所や浴室でよく使うバスタオルや下着などだけでもまとめて収納できます。

キッチンは広さと玄関からの動線を大切に

新築戸建住宅を検討しはじめると、家族それぞれが自分のこだわりを反映させた家作りをしようと、期待に胸を躍らせます。女性ならキッチンを自分の使いやすいものにすることで、家族の食事作りなどで過ごすことの多いキッチン周りでの時間を楽しいものにできます。

キッチンはあれこれ考えている段階では、広々した空間にフラットなシステムキッチンを置きたいと、理想のキッチンスペースを思い浮かべるかもしれませんが、実際に日常生活が始まってみると、毎日同じ動きの繰り返しであまり広すぎても、ちょっとしたことで移動をしなければならず、思いのほか使いにくいことを実感します。

キッチンは調理や収納等のスペースを優先して取り、適度な広さにすることで料理の下ごしらえから調理、盛り付け、また食品在庫や食器類の用意など、全ての作業をコンパクトな空間で行うことができます。

また買い物から帰ったあと、重い荷物をキッチンに運ぶのは意外と重労働です。長く住み、歳を重ねた場合にもストレスを感じないキッチンにするには、玄関からキッチンまでの距離や動線も見逃せない部分です。キッチンに勝手口を作り、そこから駐車場までを近い距離にすることでも、買い物をしてから冷蔵庫や食品庫までをスムーズにできます。

キッチン周りは調理手順を意識しよう

キッチンでは調理以外にも、様々な作業や工程があります。料理ひとつにしても、食材を冷蔵庫から取り出し、シンクや調理台で洗って切るなどの下ごしらえを経て、コンロで調理をします。さらに食器に盛り付け、ダイニングへ出すといういくつもの作業工程と複雑な動きの連続です。

これらの作業手順や工程を意識したレイアウトにすると、作業全体をスムーズにできます。動線が長くなりすぎると、使いにくいキッチンになってしまうので、数歩の移動だけでいくつかの作業ができる短い動線を作りましょう。

調理をする手順を考え、冷蔵庫近くにシンクや作業台を置けば食材の一時置き場として、また皮むきなどの作業をすることができます。同じようにキッチンカウンターの近くに食器棚を配置し、盛り付けたらすぐに食卓に運べると良いでしょう。

他にもキッチンには様々は家電や調理器具があります。各家庭でよく利用するものを考え、適切な位置に配置しましょう。

リビング収納や土間収納を活用しよう

収納は部屋をきれいに保つためにはとても重要な問題です。収納スペースがあっても、何をどこに収納するかを間違うと片付かずに、常に物が出ている状態になります。

大原則として、使う場所に収納場所を作ることで、使ったら片付けやすくきれいな状態を保てます。家族がリビングに集まって過ごす時間が多い家庭なら、リビングに収納箇所や着替えのできるクローゼットを作ることで、リビングで使うものだけでなく家族の着替えや子供の学習用具などもしまえます。

それぞれが使ったら戻すという作業をしやすくなるので、これが定着すれば自然と常に片付いた部屋になり、また出ているものが少なければ掃除もしやすくなります。さらに家族の着替えもリビングで出来れば、洗濯物も一ヶ所に集まり、スムーズに洗濯ができます。

また小さな子供のいる家庭など、三輪車や外遊び用のおもちゃのある家庭では、使わない時は玄関の中に入れたいけれど、家の中に入れるのは砂利がつくので避けたいところです。

そんな場合には土間収納がおすすめです。玄関を入ってすぐの場所に収納があれば、帰ってきてすぐに土間収納にしまえます。玄関も散らからずにすっきりするので、来客時も安心です。

まとめ

新築戸建住宅を建てようとしているなら予算や外観デザインも重要ですが、毎日過ごす部屋の間取りや配置は、日々の生活を快適にするか使いにくく不便なものにしてしまうかを決める大きな要素となります。

家族構成も部屋のレイアウトを決める際の大きな手掛かりになります。小さなこどもがいる家庭は、まずは家事をしながらでも子供に目を配ることができ、かつ家事も同時に進められるレイアウトにしたいものです。

子供の成長などで生活動線が変わることもありますが、家事を効率的に勧められる家事動線を意識した間取りにすることで、家族構成が変わったり高齢になったりしても、使いやすい部屋にすることができます。