新築戸建を建てるなら知っておこう!庭付き分譲住宅のメリットとデメリット

新築戸建住宅を建てるなら、庭をどうするか悩むところです。道路から玄関までをどのようにデザインするか、また土地のどの部分に庭があると良いのかなど考え始めれば夢はふくらみキリがありません。

しかし分譲住宅を検討している場合、最低限の知識を持った上で選ばないと、入居してから後悔するケースもあります。

庭でどんなことをしたいのかによって、持つべき庭も変わりますが、そもそも庭付き戸建住宅に住むメリットや大変な点はどんなことでしょうか。

庭付き戸建て住宅のメリットは?

庭のある住宅のメリットにはいくつかありますが、最大のメリットは室内にいながら四季を感じられる自然と共に生活ができる点でしょう。少し大げさに思うかもしれませんが、広い庭でなくてもちょっとしたスペースに緑や花を添えられれば、何もない土やコンクリートの無機質な風景が格段に色のある風景になります。

春から夏にかけて新緑や色とりどりの花の咲く時期は、忙しい日々を送る中でも部屋から外をちょっと眺めることで、ふっと心の和む瞬間を手にできます。秋や冬には少し落ち着いたトーンになりますが、耐寒性のある植物が寒々しい雰囲気を和らげてくれます。

他にも部屋から庭にかけて、ひと続きの空間を演出できる点も魅力です。庭の広さにもよりますが、限られた部屋のスペースが感覚的に開放感のある雰囲気になります。リビングから続く庭であれば、掃き出し窓にすることで部屋と庭の一体感も増します。

そして庭があるということは、そのスペース分は開口部が取られるため、光や空気を効率よく室内に取り込むことができます。日中は部屋の電気を点けなくても十分部屋を明るく保つことができます。

都心や狭小地では、常に明かりを点けなければ薄暗いという物件もありますが、ちょっとしたスペースの庭があれば、午前中だけでも光を取り入れることができ、生活にも潤いが生れます。

知っておきたい庭を持つことの大変な面とは?

庭のある住宅に住むということは、緑や自然との共生ができ、四季の移ろいを肌で感じながら潤いのある生活を手に入れることになります。植物やグリーンのある生活であれば、室内の観賞植物や鉢植えの花でも可能ですが、部屋から外を眺めた時に見える自然の風景は、住宅の外の景色と一体化して心地よく目に映ります。

しかし緑や花のある庭を持つということは、それを維持管理していく必要があるということでもあります。ひとくちに庭と言っても、土をむき出しにしておく訳にはいきません。土のままでは、雨が降ればぬかるみ泥はねの原因にもなります。晴れて乾燥すれば土埃となって、細かい砂が舞い洗濯物を汚すかもしれません。

そうならないために、ほとんどの庭のある住宅では芝を敷いたり砂利やレンガなどを敷いたりして、歩きやすくまた見た目にもきれいに整備しています。業者に依頼することもできますが、当然費用がかかるため多くの家庭では自分で作業を行っています。

また緑や美しい花に囲まれ、庭でお茶や食事を楽しむのは庭を持ちたいと思う人の憧れでもありますが、一年中きれいに整備された庭を持つことはとても大変なことです。部屋の観葉植物や鉢植えとは違い、植物を地植えにするにはたくさんの良質な土や肥料が必要です。

花をたくさん咲かせるためには害虫対策も欠かせません。気候の良い季節ばかりではなく、真夏の暑い時期には適切に水やりをしなければ、数日で枯れてしまう植物もあります。バラのような繊細な植物をふんだんに植えたイングリッシュガーデンを持った場合、春先から夏にかけてのシーズンは丁寧な管理が求められるため、旅行などで数日間でも家を空けることは難しくなるかもしれません。

植物の多い庭に限らず、どのような庭を持つかによって大変さは変わりますが、どんな庭であろうと外や近隣から見える空間なので手入れを怠ることはできれば避けたいものです。

庭付き分譲住宅を選ぶポイントは?

分譲住宅は建設会社によって既に建てられた住宅を購入します。外観や間取り、工法や使う建材、住宅設備や内装に至るまで、自分で選んだり決めたりする悩みや手間が省けるのが大きなメリットですが、庭付きの住宅を検討しているならその分譲住宅の庭がどうなっているのかを確認した上で購入を決めましょう。

庭のある分譲住宅を購入する場合、庭の使用目的を考えた上で選ぶ必要があります。庭に求めるものは人により様々で、緑やたくさんの花に囲まれた庭を持ちたい人もいれば、ガーデニングや植物よりもペットや子供たちと遊ぶスペースを確保したいという人もいるでしょう。

またバーベキューやアウトドア好きの人は、ウッドデッキや専用スペースの設置もしたいでしょう。主に車やウィンタースポーツなど、趣味の道具を保管する場所に充てたいという人もいます。

このように庭をどう使うかは様々なので、どんな庭がついているかを分譲住宅選びのポイントのひとつにすると良いでしょう。

よくある失敗としては、北側に玄関や庭がある家や、庭自体は南側にあってもすぐ正面に別の住宅が建っていることで、日当たりが悪いというケースです。たくさんの住宅が並ぶ分譲住宅地では、一般的に北側に玄関がある家や別の家の陰になって日当たりが悪い住宅は、日当たりの良好な住宅に比べて価格が安く設定されています。

価格の安さで購入を決めてしまうと、日当たりの悪さだけでなく、雨がふった場合には湿気がこもりやすく外壁やエクステリアにも苔やカビが発生する確率が高まります。また冬に雪が積もれば、日光が当たらないためになかなか溶けず自宅前の道路が凍結することも多くなります。

家庭菜園やガーデニングを楽しみたい場合は、庭の土がどんな種類の土かも確認すると良いでしょう。粘土質や赤土の場合、硬く水はけも悪いためそのまま植物を植えるのは難しいでしょう。まず土壌改良が必要になりますが、山などを切り崩した造成地に立った住宅の場合、庭の土中に大小様々な石が混ざっている場合があり土壌改良にも手間と労力が必要です。

建物に対してどの向きに庭があるか、日当たりや土の状況もポイントのひとつにしながら決めましょう。

防犯対策もしっかりしよう

庭のある住宅には緑や自然のある生活ができる点や自然光を取り入れられるなど、様々な利点があります。とくにリビングなどに面して庭が配置されている場合には、部屋全体が明るく生き生きといた印象になるでしょう。

しかし採光やナチュラルな雰囲気が演出できるのは、庭があることで開口部を大きく取ることができるからですが、メリットがたくさんある反面、防犯面で注意が必要になります。

エクステリアや植物の高低などの条件によっては、外部から室内の様子が見えやすくなることになり、プライバシーや防犯面のケアがより重要になります。

庭へ続く掃き出し窓部分に、植物などが無くひと続きになっている場合も注意が必要です。外部からの侵入が比較的簡単になってしまうため、プランターなどで室内への出入りを少し不自由にすることも有効です。

踏みしめることで音がする防犯砂利を敷いたり、目線を遮る高さの目隠しになる塀や高さのある植物を利用して、外かたの視線を遮断する工夫もすると良いでしょう。

まとめ

マイホームに戸建住宅を検討する人なら、誰もが庭のある一軒家を夢見るでしょう。中には予てから夢を見ていたガーデニングや土いじりをしたいためにマンションや賃貸物件ではなく、戸建住宅を選択する人もいます。

そんな夢の庭作りを失敗しないために、自分が生活の中に庭をどう取り入れたいのか、どの程度庭の整備や管理に手間や時間を掛けられるのかをじっくり考えてから住宅を選ぶ必要があります。

特に分譲住宅では、建物と庭の配置や広さも決まっています。事前に外観や全容を確認できるというのは分譲住宅の大きな利点です。理想の庭作りができそうな庭の配置や雰囲気かどうかを見極めてから購入すると良いでしょう。