新築戸建物件におすすめのトイレとは?

トイレは朝起きてすぐ利用し、日中も自宅や出先などで、また夜寝る前にもう一度というように、毎日の生活から切り離すことのできない場所です。特に忙しい生活をする人にとっては、束の間ほっと一息つき、自分一人だけになれる究極のプライベート空間です。

新築戸建住宅を建てるに当り、これからの生活にとって欠かせない空間作りをする場合、快適に過ごす場所にするためにも絶対に失敗したくない箇所ですが、どうすれば家族全員が快適に過ごせる場所になるでしょうか。

トイレの位置を決めるポイントは?

トイレはそもそも排泄することが大きな目的の場所です。しかし中にはスマホを使ったり、新聞や本を持ち込んだりしてしばらく時間を過ごす人もいます。

またストレスを感じて感情が爆発しそうになった時や、日常のいやなことやストレスから逃れるため、しばらく一人になって気持ちをリセットするために駆け込む人もいるでしょう。

そんな排泄という主たる目的以外にも、気持ちを落ち着かせる効果のあるプライベートな空間だと言えますが、これから住宅を新築で購入する場合は、家のどこに作るかがプライベート感のある空間にできるかどうかのカギになります。

快適に利用できるという点以外にも、他の部屋との関連も考えて場所を決めると良いでしょう。一般的には排泄の場所と考えるとリビングやダイニングの近くは避けたいところです。

また寝室のように特定の目的のある部屋の近くだと、その部屋を使う家族にも気を使わせる可能性があるだけでなく、用を足す人も気分的にゆっくりと利用できないかもしれません。

そして生活し始めて初めて気づくケースが多いのが、水を流した時の配管の音の影響です。2階建ての住宅の場合、2階の水洗の音が配管を伝い、1階で過ごす家族に聞こえる場合もあります。特に1階に寝室を作っている場合や、1階の和室などで眠る高齢の家族などが同居していうる場合には、配管との位置関係も考慮しましょう。

トイレはいくつ作る?

トイレをいくつ作るかによって、家の間取りも使える面積も大きく変わります。一般的な戸建住宅では1階と2階にひとつずつあることが多いですが、多くのマンションではファミリー向けの間取りであっても1つしかないのが普通です。

家全体の面積等を考えれば1つあれば問題ない場合がほとんでしょう。しかし1つにするか2つ作っておくべきかで悩んだ場合は、家族構成や将来の生活環境、同居する家族の年齢などを考えてみましょう。

仮に夫婦と子供2人という家族構成の場合、出勤前の準備に利用する父親と学校へ行く子供たちとで、一つのトイレを使うことになります。同じ時間帯に使うことになれば、なかなかゆっくりとはできないので、1階と2階にひとつずつ作り子供たちは2階を利用するなどの使い分けができます。

また高齢の両親、夫婦、その子供という家族構成の場合も、家族の人数を考えると最低2つは欲しいでしょう。また高齢の家族が自分で用を足せる間は良いとして、将来介護を視野に入れるのなら、バリアフリーや両親の寝室から近いところに作るなどの対策も必要になります。

逆に夫婦2人で生活する場合、子供を考えていない夫婦や子供が独立した場合などには1つでも十分です。夫婦のどちらかが、長時間に渡って占有するということがなければ、毎日のお手入れや家全体の間取りを考慮すると1つの方が、快適に過ごせるでしょう。

タンクレストイレは本当におすすめ?

見た目にもおしゃれで日常の手入れもしやすいタンクレストイレですが、よく検討してから選ぶようにしましょう。タンクがないと言うことは、掃除がしやすい反面、タンクに水を溜めておくことができません。仮に凍結などで水が流せなくなった時に使いにくい場合もあります。

タンクがあれば、2回程度流すくらいの水があるので、災害時や凍結などのケースも想定して検討しましょう。

他にもタンクレスタイプのものは、用を足した後に手を洗う手荒管もありません。そのため、個室内に手を洗うためのミニ洗面台を作る場合もあります。しかし洗面所のある程度の広さのある洗面台とは違う、小さな洗面ボウルでは手を洗う度に床や壁に水ハネが飛び、濡らしてしまう可能性があります。

使用して濡れたら、その都度きれいに拭くことができればいいのですが、濡れたままにしていると床材や壁紙クロスを傷める原因にもなるので注意が必要です。

毎日の掃除を考えた素材と広さを確保しよう

トイレは家族全員が毎日複数回使う場所であり、排泄をするとても重要な場所です。快適に過ごすためにも、毎日きれいに保っておきたいものですが、掃除のしやすさを考慮すると個室の広さや素材にも注目した空間作りをしておくことで、長く清潔を保つことができます。

広さは便器の奥を掃除する時にも手が届く程度の幅や広さは確保しましょう。特に縦長のスペースだと、便器の奥は掃除が疎かになりがちです。せめてフロアモップなどを使うスペースを確保しておかないと不便を感じるかもしれません。

また感染症などが発生した場合、個室の中などを汚した汚物などは念入に掃除をする必要があります。仮にノロウイルスなどでは塩素系の強い消毒剤での拭きとり掃除が欠かせないため、床材や壁を強い素材にしておくと良いでしょう。

快適性をアップさせる工夫は?

トイレは家族が毎日使う欠かせない場所です。家族全員の共有スペースでありながら、自分一人だけになる完全プライベート空間でもあります。程よい狭さと静けさが、忙しい日常から切り取られほっとひと息つくのにもちょうどいい空間です。

用を足した後も、思わず長居してしまう人も多いと思いますが、いつも清潔で快適な空間に保つためにはちょっとした工夫が要ります。トイレは排泄をするのが主な目的なので、臭いや汚れがつきやすい場所です。また換気扇がついていても、空間の狭さから一度臭いがつくと籠りがちです。

快適空間にするためには、日々の汚れをこまめに掃除することが大切です。できれば使用する都度、簡単にふき掃除などをすればわざわざ時間をかけて掃除をしなくても、しつこい汚れには発展しにくいものです。

汚れていると感じたら便座や床をさっと拭くだけでも、使用後に家族みんながすれば常に清潔で臭いの無い状態が続きます。

またくつろげる空間にするためには、見た目にすっきりと片付いていることも大切です。備品などのストックや掃除に使うシートや洗剤などは、必要なものとは言え見えた状態で収納していると、どうしても生活感が出てしまいます。

専用の収納庫やスペースを作って見えない収納を心がけると、すっきりと洗練した雰囲気を演出できます。小さな子供がいる場合には、おむつをはずすトレーニングなどを行うことも考えられます。

子供は大人が触ってほしくない部分をあちこち触るものです。常に清潔を保ち、子供に触ってほしくない洗剤や消臭剤などは、子供の手の届きにくい少し高い位置に収納スペースを設けて隠す収納をしましょう。

まとめ

トイレは排泄のために欠かせない場所であると同時に、他の部屋と同様に快適に保っておきたい空間です。しかし、その性質上どうしても汚れがつきやすく、一度放置すると頑固な汚れになります。

また個室内もいつもきれいにしておくためには、住宅を購入する段階で広さや作りを工夫する必要があります。家の中のどこに作るか、清潔を保つ工夫なども、快適空間にできるかどうかに大きく関わります。