理想の新築戸建物件を建てるための窓選びとは

「一生に一度の買い物」とも言われるマイホーム購入のために、節約や仕事を頑張り、それを生きがいとしている人も少なくありません。

決して安い買い物ではなく、終の棲家となる可能性もある家作りは絶対に失敗したくありません。立地や間取り、収納にこだわりを持って、時間もお金もかける人は多いでしょう。

毎日生活を送る場所なので、部屋の使いやすさや快適性は妥協したくない点ですが、来客や外からも見られる機会の多い外観にも気を配りたい人は、ぜひ窓選びに注目してみましょう。

 

外観をも左右する窓選びは慎重に

新築のマイホーム購入というと、キッチンやリビングの広さ、間取りや日当たり、庭をどうするかという点に意識が行きがちです。入居後は、忙しい毎日や一家団欒を過ごす場所となるので、使い勝手や家事を効率化する動線などを慎重に検討します。

家の中のことは、かねてからのマイホーム構想で、こだわりたい部分や理想がほぼ練り上がっているケースも多いですが、意外と後回しにしているのが外観です。何となくの雰囲気やテイストの理想はあっても、いざ色などの詳細を決めようとするといまいち想像ができないこともあります。

長く住むことになる家は、間取りや使いやすさだけでなく、外観や周囲との調和など見た目の要素も重要です。そして家の外観を左右する要素のひとつは窓です。

形や配置する場所などは、外観や見た目の印象も大きく左右するので、慎重に選びたいものです。また様々タイプがあり種類も多いので、どこにどんなものを採用するかもよく考えましょう。

特に1階部分は庭や外への出入りなどのために、床から天井近くまでの高さのある掃き出しタイプを採用する場合が多いですが、2階をどうするかで、外から見た外観も印象も変わりますし、どんな目的で使う部屋なのかまで考える必要もあります。

安易に考え設置する場所や形を間違ったために、部屋の中に家具を置きにくくなるケース、またテレビのアンテナ近くに作ってしまい昼間は逆光になりテレビが見にくくなることもあります。

またマイホーム購入に際しては、他にも検討すべき個所はたくさんありできれば経済的な素材や設備を取り入れたいと思うものです。

例えば2枚のガラスを左右にスライドさせて開閉する引き違いタイプは、日本の住宅に最も多く採用されていることもあり、比較的安価です。しかしリーズナブルだからと言って、家のあちこちに安易に採用すると、表情のない雰囲気になり違和感を与える外観になることもあるので、優先したい点をしっかりと決めてから選ぶようにします。

風通しや採光など、目的に応じて場合によっては開閉のできないはめ殺しタイプを採用するなど、特徴と目的を考えて取り入れましょう。

 

風通しをよくするには2つの窓が必要

家族が毎日生活する部屋は、自然と臭いや湿気がこもりやすくなります。特にキッチン周りはシンクの水や料理をする際のコンロからの湯気などで、湿気が多い場所です。他にも浴室も湿気が多く、カビの温床になりやすい部分です。

また掃除機をかけたり、洗濯物や布団を畳んだりした時には、部屋の中に埃が舞うこともあります。人が生活する上では、このような湿気や埃を逃がすため、また空気を入れ替えるためにも、換気をして風通しをよくする必要があり、毎日家の中の空気を入れ替えることが、カビや湿気を防ぎ長く住宅をきれいに保つ秘訣でもあり、簡単にできるメンテナンスのひとつでもあります。

風通しの良い部屋にするには、ひとつの部屋に2つの窓を作ることをおすすめします。2つあると、入ってきた風が自然と抜けていくことで空気が入れ替えられます。

一つしか無いとせっかく風が入ってきた風も、壁に当たって部屋の中に滞留してしまい換気の意味を成しません。できれば向かい合う配置で2ヶ所に作ることが理想ですが、立地や隣接する家との向き、防犯などの都合もあり、向かい合わせで設置することが難しいこともあります。

一つしか作ることが出来ない場合でも、ドアを開けたままにしておくことで、十分空気の入れ替えは可能です。また2ヶ所に作ることが難しく、やむなく一つにしようと検討している場合には、縦長の片開きタイプのものを縦に2つ作り、開く方向を上下で変えることで空気の通り道ができます。

少しの工夫で風の循環の良い部屋にすることができるので、それぞれの家に合った窓を作るようにしましょう。

 

日本の気候には南北に向かい合う窓が理想

明るく爽快な空気の家にしたいなら、風通しがよく気候の良いときには部屋や家中の窓を開けておくことで、家の中にこもったイヤな臭いや悪い空気の入れ替えができます。夏は暑さから部屋中を閉め切り、エアコンを入れっぱなしにする日も多いですが、それ以外の季節には、部屋に自然の風を取り込むととても心地よい空気になります。

自然に入る風を意識して、部屋に窓を設置することも効率よく風を取り込むコツです。一般的に日本は、北と南からの風が多く吹くと言われています。夏には南寄りの風が吹き、冬になると「北風が冷たい」とも言われるように、北寄りの風に変わります。

もちろん日本中全ての土地で、南北の風が吹くわけではなく、地域や土地の高低差によっても大きく変わります。盆地、山間部、海沿いとでは風の吹き方も異なるので、専門家に相談するとその土地や自分が家を建てようとしている土地の風の吹き方がだいたいわかります。

また温かい空気は上に上昇するため、夏に2階に上がると熱気がこもり、部屋も廊下も暑くなっていることがあります。1階から新しい空気を入れても、2階に溜まっていては意味が無いので、1階を開放した時には2階も開けることで、1階から入った風が上手く2階へ回り、外に出すことができます。

 

ロフトや納戸にも窓があると実用性アップ!

窓は採光だけでなく通風の役目も担います。特に夏には湿度が高く、気温も高くなる日本は、家の中を風がうまく回る間取りにすることで、真夏の暑い日にも室内に風を入れ、比較的快適に過ごせる空間を作ることができます。

日本の夏は南方から温かい風が吹きますが、温かい風は軽いため上昇し、家の2階に溜まりやすくなります。最近では土地面積を有効に使うため、ロフトや屋根裏部屋、納戸などを作る家もあります。

しかしうまく風を回し、暑い空気を逃がさないと、暑すぎてロフトや屋根裏などは部屋として機能しなくなります。そのため家の南側には風を良く通す大きな窓を、家の最上階の北側には小さなものをつくることで、家の中を効率よく風が循環します。

まとめ

マイホーム購入に当り、窓をどのように決めれば良いかは、意外と多く人が迷う部分です。気に入った雰囲気の外観や間取りまでは頭に浮かんでいても、それを実現するためにはどんな形、タイプを選び、どう配置すれば良いかは、最低限の知識がないと後から失敗したと感じることになります。

家は長く住むもので、特に戸建住宅は日々のメンテナンスと、5年、10年という節目での大きなメンテナンスが欠かせません。日本の気候では雨が多く湿度も高いため、風通しの良さを考慮した間取りにしなければ、節目でのメンテナンスも大がかりで費用のかかるものになりかねません。

また長く気に入るマイホームにするには、外観のデザイン性も無視できないポイントです。注文住宅で購入を検討しているなら、平凡で一般的な外観になってしまわないためにも、外観にも気を配りましょう。